皮膚外科

皮膚腫瘍(皮膚のできもの)

皮膚腫瘍の診断と手術

当院では、皮膚の腫瘍(できもの)に対する診断、および手術を行なっております。手術は水曜日の予約制で、皮膚腫瘍の診断と治療を専門とする藤田医科大学皮膚科准教授岩田洋平 http://info.fujita-hu.ac.jp/~hifuka/staff.html#iwatay 医師が担当します。 皮膚腫瘍の適切な治療には、手術前の評価が大変重要であり、それによって治療方針が変わります。診察の結果、総合病院や大学病院での精密検査や手術が必要と判断した場合には、ご紹介させていただくこともあります。

当院で皮膚腫瘍の診断と治療方針決定のために行う検査

ダーモスコピー

患部に光を当てて、特殊なフィルターを通して診る拡大鏡(ダーモスコープ)を用いた検査です。主に皮膚のほくろ、できものが良性か悪性かの判断に有用です(特に手の平、足の裏のホクロの診断に有用)。痛みを伴わない簡単な検査です。

超音波検査(皮膚エコー)

当院では、より正確に皮膚のできものを診断するために皮膚エコーを導入しています。超音波を使用して、表面からは見ることのできない皮膚のできものの内部の性状や深さ、血流の有無などを詳しく調べることが出来ます。診断だけでなく、手術を安全に行うためにも有用な検査です。痛みがなく、短時間で行うこと出来ます。

皮膚生検

皮膚組織のごく一部(数㎜程度)を切除し採取することを皮膚生検と呼びます。切除・採取した皮膚組織を病理検査(顕微鏡で細かく観察する検査)に提出し、さまざまな病気を診断します。必要がある場合には術前に行うことがあります。

手術の流れ

手術前診察

  • 診察の結果、手術が必要と判断した場合には、日帰り手術の計画を立てます。手術は予約制となりますので、日程は受診された際にご相談ください。
  • 手術の内容や術後の経過などについてご説明し、同意書をお渡し致します。
  • 手術前に血液検査を行います。

手術当日

  • 手術予約時間10分前までにご来院ください。
  • 当日の体調に問題なければ、スタッフが手術ベッドへご案内致します。
  • 手術実施:局所麻酔で行います。不安なく手術が受けられるよう医師、看護師が声をかけつつ行います。手術時間は、15〜30分程度で終了致しますが、術後の止血確認のため、10〜15分程度院内で様子を診させていただきます。
  • 翌日以降の生活上の注意点や受診のタイミングについてご説明致します。手術当日は、術後の出血を避けるため運動や飲酒などは控えてください。

手術後

  • 指定された来院日に受診していただき、抜糸を行います(抜糸のタイミングは、手術部位や腫瘍の大きさなどによって異なります。)
  • 抜糸後は、ケロイドや肥厚性瘢痕、色素沈着などの予防のため、術後数か月間はテーピングをお勧めしております。看護師より説明用紙を用いて方法を御説明致します。